ayumi uyama diary♪

人形作家、ポーズ人形コレクター宇山あゆみのブログ♪
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ALWAYS みんなは何丁目の夕日?

まさか観にいくと思っていなかった、あの映画。
ふいの母からの電話で
「今度、お父さんと三丁目の夕日観にいくんだけど、
よかったら一緒に行かない?」
テレビでさんざん流れているCMから察するに、
いくら昭和30年代がテーマの映画だからといっても
観にいくまでもないだろうな、と思ってた。
でも、誘われると急に、観に行く価値を探し始め、
やっぱり気になる時代の懐かしい小物たちやスタイリング。
そのディテールのこだわり見たさに、
三人で行く約束をしました。

映画館に着いて、まあまあの席に両親を座らせて
もっとイイ席探してくるねと、更に前の方の席を三人分、
自分のバッグなど置いてキープしたら、
ほとんど同時くらいに逆側から入ってきたおばさん二人組が、
「席、3つで大丈夫ですか?」と聞いてくれたので、
「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」
と云い、両親を、こっちこっちと呼んで、私はそのままお茶を買いに。
戻ってくると、何故かそのおばさんと、母が盛り上がっていて、
「?!」
「ねえ、大変!魚屋のI君のおばちゃんと
お寿司屋さんのOさんのおばちゃん!!」
「!!」
そのふたりのおばさんは、よく見ると、私が子供の頃住んでいた街の、
商店街のお店のおばさんたちで、よく見るとあの頃の面影が!
「まー、あゆみちゃん?スッカリ変わっちゃって、わかんなかったわ〜。
お父さんとお母さん見て、二人で似てるね〜って云っててねー。」
「わー!何年ぶりになるんですかねー?懐かしいですねー!!」
おばさんたちの記憶は、私が小学生の頃で止まっているようでした。

あの頃、近所の子はみんな同じ小学校で、
魚屋のI君と私は同じクラスで、絵が得意な者同士、いつも
写生会では二人とも最終選考まで残るタイプだったので、
彼の絵には注目していました。

「今、I君はどうしているんですか?」
「トヨタで車のデザインやってるの。」
私とちがうタイプの、実に男の子らしい精密で正確な絵を描いていたI君。
彼も、自分の好きなことを仕事にしているんだなー、と感動!

それから間もなく予告編が始まって、みんな静かになって、
私の目にも次々予告編が通り過ぎていったと思うんだけど、
何も覚えてなくて、胸の熱くなる想い出があふれ、
泣きそうになるのをこらえるのに必死。

ある朝、I君のおばさんが電話後すっ飛んで来て、
「ごめんね、うちの子が今朝云うもんだから!」
と、私たちが朝食を食べてる横で、
私の宿題をおおわらわで書き写していて。
その時、おばちゃんの靴下は慌ててきたせいで左右の色がちがっていて。
今思えば忙しい仕事の中で、子供のために一生懸命で。
三角巾の似合う、いつもきちんとお化粧をしてお店に立っていた、
元気で美人のおばちゃん。
あの頃、みんなどの家からも、バカボンやドリフなど、
同じテレビの音が聞こえてきて。
今、こうして偶然の再会で、一列に並んで同じ映画を観ている不思議。
ハ!ここで涙ぐんでいては、画像が見えなくなってしまう。

映画本編、始めは「このロケ地はたてもの博物館?」
などと冷静に観ていたものの、店から店にカメラが移り、
そのままパーンして大通りに出て、路面電車のある広い車道を
おんぼろミゼットが走り抜けて行くシーンには、
もう、心の中でスタンディングオーベーション!
30年代の背の低い町並みの遠くに、下半身だけの東京タワーが美しい。
子供たちの顔のよごれ具合がリアルで、
部屋においてあった桃缶のペン立てが懐かしかった。

テレビを買った家に近所の人たちが大勢集まって
力道山を観るシーンがありましたが、
父の実家のそばの旅館でも同じことがあり、
あんまり大勢すぎて、その旅館の床が抜けたらしいです。

映画後、外を歩いていたら、父が「月、スゴイぞ。」
というので見ると、大きくて真っ白な満月がデパートの上に。
まだ映画が続いているようでした。

映画の中に出てくる駄菓子屋さんには、
バンビキャラメルの販促用の横断幕がかかっていました。



| ayumi | - | 00:35 | comments(3) | trackbacks(0) | - | -
はじめまして!いつも楽しく読ませていただいてます!!

「ALWAYS三丁目の夕日」の試写会を絶対当てるぞっ!とハガキを出したら、みごと当選!!嬉しかったです!!息子と行くはずだったのに、テストがあるからとフラレ、1人で行きました・・・。観終わったら、すぐに家に帰りたくなりました。私の愛する家族がいる家に!!

普通に暮らすことの、素晴らしさ、大切さ。家庭のあたたかさ。人のぬくもり。・・・・・いろんなことが、ジーンと胸に響いて、心がポカポカする映画でした!
テスト勉強より、この映画を観る方が人生にとって大切だったのに!息子よ!あなたと2人で観たかった!残念!
| yukako | 2005/11/21 3:36 PM |
わたしも、行こうかなーと思ってて
すっかり忘れてました。

でも、宇山さんの文章だけで
まるで自分もその場にいたようなキモチになり
鼻の先がツンとしてしまいました。

お父様の一言がまたステキですね。

| メイツ | 2005/11/21 2:01 PM |
 ウヤマさんこんにちは!私も見に行けたら見に行きたいなーと思ってるんです。あの時代は私の祖父が私ぐらいの年齢でした。ちゃぶ台、スバル360、ゴジラ、力道山、高度経済成長を迎えてからの日本が私は好きなんです。そういえば今ファミリーマートで復刻版のグリコのお菓子が販売されてるそうです。同じ昭和を研究している者同士これからも頑張っていきましょう!
| りき | 2005/11/21 12:29 PM |









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